PowerBook 170のSSD化
PowerBook 170の内蔵ハードディスクを,1GBのCFカードを実装したCF PowerMonster IIで置き換え,SSD化します。最初にCF PowerMonster IIをBk Monolithに取り付け,PowerBook 170のHDI SCSIポートに接続し,内蔵ハードディスクのファイルをすべてコピーする作業を行います。この作業はあっという間に完了です。
次はPowerBook 170を分解します。
PowerBook 170は上下半分でまっぷたつに分解できます。写真左側が液晶ディスクプレイ+キーボード・トラックボール部分,右側がCPU・ロジックボード・フロッピーディスクドライブ・ハードディスク部分です。ハードディスクとフロッピーディスクドライブは,アルミニウム製のシャーシで押さえ込まれて固定されています。このシャーシを取り外し,ハードディスクとCF PowerMonster IIを入れ替えます。ハードディスクとCF PowerMonster IIは厚みが全く異なっているので,単純にCF PowerMonster IIに交換しただけでは,固定することができません。
壊れた2.5インチSCSIハードディスクを分解して,CF PowerMonster IIにケースのフタの部分をアセテートテープを使って固定します。
SSDっぽく仕上がりました。
PowerBook 170の内蔵ハードディスクからSCSIケーブルを取り外します。
ハードディスクの代わりにCF PowerMonster IIを接続します。
PowerBook 170を元通りに組み立てて完成です。しばらくは快調に動いておりましたが,いきなりSad Macが現れました。漢字Talk 6.0.7.1の起動フロッピーディスクを使うと起動できましたので,CFカードの中のシステムが壊れてしまったようです。いろいろ様子を調べていると,爆弾です。
どうやら,CFカードをマウントする途中で爆弾がでるようです。この爆弾は,CFカードのデスクトップファイルを再構築(マウントする前にコマンド+オプションキーを同時に押す)することで解決しました。CFカードの中のシステムフォルダを削除して,フロッピーディスクからクリーンインストールします。
システムをクリーンインストールしてからは,安定して動作するようになりました。
SSD化によって,PowerBook 170が動作中でもハードディスクの音がしないため,液晶ディスクプレイのインバーターが鳴いているキーンという音が耳につくようになってしまいました。これは我慢するしかなさそうです。