Intel MacのParallelsにWindows 11をインストールする
ようやくWindows 11の正式版がリリースされました。MacでもWindowsが動作するということが当たり前になって久しいのですが,M1搭載Macが主流になりつつある現在,WindowsをMacで使うことが難しくなってきています。しかしIT環境の進化によって,Windowsがなければできないという制約はほとんどなくなってきているように思えます。PrallelsでWindows 10の環境を構築していますが,あまり登場の機会がありません。
とはいえ,10月5日にWindows 11が正式にリリースされましたので,これがきちんとインストールできるのかどうかは気になるところです。ParallelsにWindows 11を新規にインストールできるかを検証します。
テスト環境
- MacBook Pro (16インチ2019) macOS 10.15.7
- Parallels Desktop Pro 17.0.1
インストール手順
まずWindows 11の正式版を入手しなければなりません。Micorsoftの公式ダウンロードページから入手します。Parallelsに新規インストールしたいので,「Download Windows 11 Disk Image (ISO)」でWindows 11を指定します。続けて言語を選ぶように促されますので,日本語を選択します。これでWindows 11日本語版(64bit)のISOイメージファイルをダウンロードできます。サイズは5GBとなっています。
ダウンロードが完了したら,Parallels Desktopを起動して,新規仮想マシンを作成します。
当分使用する予定はありませんが,インストールできることが確認できて一安心です。
Intel MacのParallelsでWindows 11を使う方法
ParallelsのWindows 10仮想マシン(Windows 7からの無償アップデート)をWindows 11にアップグレードすることはできません。すでに構築された仮想マシンのハードウェア構成にTPMチップを追加することができなかったので,アップグレード可能な条件を満たしません
本記事で構築したWindows 11の仮想マシンで,Windows 7からWindows 10へ無償アップグレードした環境のプロダクトキーを使ってライセンス認証を行うと,認証エラーとなりWindows 11をアクティベートできませんでした
Windows 7を正式に購入している人は,Windows 7のプロダクトキーを使ってライセンス認証を行うことで,正式にWindows 11を試用することができます※
Windows 10を正式に購入されている方は,Parallelsで新規にWindows 10 Home(64bit)の仮想マシンをISOイメージから構築,その際にハードウェア構成にTPMチップをあらかじめ追加(可能なことを確認済みです)しておけば,そのWindows 10仮想マシンはWindows 11に無償アップグレードができると思われます(未検証です)
※Windows 7/8のプロダクトキーでWindows 10/11をライセンス認証できるサービスは2023年9月29日で終了しました