Roon ARCをNTTホームゲートウェイ環境下でセットアップする
2024年4月9日
最終更新日時 :
2025年2月5日
Bellwood-Lab
はじめに
Roonを使っています。家庭内のネットワーク外(外出先)からRoonを利用するための仕組みとして Roon ARC が準備されていることはよく知られています。自分では外出先でRoonを使うことはないのですが,セットアップだけはやってみようとチャレンジしました。
本気でネットワークオーディオに取り組まれている方は,ルーター環境が再生音の良否に影響することをご存知なので,慎重に対策をされていることと思います。拙宅ではひかり電話を使用していますので,ルーターはNTTから供給されるホームゲートウェイを使うことが必須条件になっています。ホームゲートウェイは10年近く前の製品であるRT-400KIを使っています。
ISPはOCNです。接続方式はIPv4,IPv6ともにIPoE方式です。IPoE方式はPPPoE方式に比べると速度がでやすいのでありがたいのですが,副作用としてポート公開を自由に行えないという問題にぶつかります。Roon ARCの設定画面を見ると,こんなエラーが表示されました。Roon ARCはUPnPを使用しますが,ポートが開いていないので発生するエラーです。
ホームゲートウェイRT-400KIでポート開放する手順
そもそもRT-400KIが再生音に対して悪影響なんじゃないの?という議論はしないことにします。メジャーブランドの新しいルーターを使用している場合は,UPnPを使用する設定はきわめて容易に行うことができるのですが,ホームゲートウェイとIPOE方式の組み合わせの場合はかなり面倒くさかったので,備忘録として残します。
モバイルデバイスにRoon ARCアプリを導入して,家庭内環境以外からRoonサーバーに接続して再生できることを確認できたら設定完了です。