MacWorks Plus環境を構築する
MacWorks Plusは,Sun Remarketing社が開発したLisaで動くMacintosh Plusエミュレータです。System 6とSONYの800Kフロッピードライブをサポートするのですが,Bellwood-LabのLisaは400Kフロッピードライブのままで利用しています。400KフロッピードライブからMacWorks PlusをX/ProFileにインストールするときは,ちょっとコツが要ります。MacWorks Plusのブートディスクは400Kなのですが,インストールディスクがLisaでは読めない800Kだからです。
ここで活躍するのが,400Kディスク読み書きできる漢字Talk 6.0.7.1で起動したPowerBook 170です。PowerBook 170がないと,400Kフロッピー時代のソフト資産を活用できないので,大切に使っています。
MacWorks Plusインストールディスクに含まれるシステムフォルダは500KB以上あります。これを400Kのフロッピーディスクに収まるようにダイエットしなければなりません。
FinderとSystem以外のファイルを削除しますが,それでもまだ400Kに収まりません。そこでFont/DA Moverを使って,Systemから不要なデスクアクセサリとフォントを思い切り削除します。
うまく400K1枚に収まりました。
MacWorks Plusのインストーラーは220KBなので,400K1枚に問題なく収まるサイズです。
LisaをMacWorks Plusブートディスクで起動すると,Macintoshのシステムディスクを要求する画面が現れます。そこで400Kのシステムディスクを挿入してMacintosh環境を立ち上げます。システムディスクをイジェクトして,MacWorks Plusのインストーラーを格納したディスクを代わりに挿入し,X/ProFileのCFカードの初期化とMacWorks Plusのインストール作業を行います。フロッピーディスクの交換を5,6回要求されますがインストール作業は正常に進行します。CFカードの初期化に15分位かかりますので,終了するまでじっと待ちます。容量10MBの内蔵ハードディスクのアイコンが現れたら初期化完了です。400KのシステムディスクからSystem Folderをハードディスクにコピーします。400Kディスクに収まりきらなかったSystem Folderの中身,デスクアクセサリ,フォントをフロッピー経由で内蔵ハードディスクのSystemに戻してあげれば作業は完了です。